読書 ときどき 文房具

「メンタルヘルス」「心理学」「脳」「読み書きスキル」「Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)」「読書・仕事等に使える文房具」等々

スポンサーリンク

警視庁科学捜査最前線 今井良

 昨日、「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズの最新刊、『BACK』の記事を書きました。

saaiwa819.hatenablog.com

 この『BACK』の参考文献の中に、僕が持っている『警視庁科学捜査最前線』があったので、今日はこの本の記事を書くことにします。

 昨日の記事の中にも書いていますが、僕は犯罪心理学に興味があり、その関連でこの本も買いました。

 

 民法テレビ局で警視庁担当を務めた経験のある著者が、関係者らに取材し、「科学捜査」の最前線について書いたものです。

「科学捜査」に従事する組織構成、それぞれの部署が実施している捜査内容等が、分かりやすく解説されています。

また、犯罪捜査においてもビッグデータの活用が進んでおり、様々なシステムが運用されているようです。

 この本が発売されたのが2014年6月なので、この2年半の間に、「科学捜査」はさらに進歩しているのではないでしょうか。

 

実際の事件の解決に「科学捜査」がどのように寄与したかについても、いくつかの事例をあげて紹介されています。

なかでも「防犯カメラ」と「Nシステム」の力には驚かされました。

警察に追われる身になったなら、かなりの確率で行動が把握されそうです。

また、「防犯カメラ」の映像から犯人を見つけ出すマンパワーにも恐れ入ります。

 

鑑識課の仕事を紹介している「第3章 鑑識は何をみているのか」に多くのページを割いてあり、この章は特に興味深く読めました。

「猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子」シリーズでは、鑑識官が重要な役割を果たしているからです。 

基本的には、実際の事件捜査の理解を深める一助となるものであり、自分や周囲の人の防犯にも役に立つ1冊だと思いますが、犯罪を扱ったフィクションを、より楽しむ材料としても読めそうです。

鑑識に限らず、様々な「科学捜査」に触れてあるので、フィクションにリアルを感じることができるかもしれません。

そういうリアル感は、作品に引き込まれる要素になりますよね。

逆に、あまりに現実とかけ離れていると、しらけてしまう可能性もありますけどね。

 

いろんな意味で、読んで損は無い1冊だと思います。