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大人のための書く全技術 齋藤孝

 前回は斎藤孝さんの『大人のための読書の全技術』の記事を書きました。

saaiwa819.hatenablog.com

今回は『書く技術』

この他に、『会話の全技術』もあり、今のところ3冊シリーズです。

出版された順番は、「読書」「会話」「書く」の順番で、「会話」を飛ばしたことになりました。

特に順番に読む必要はないのですが、今回ご紹介する「書く全技術」には、「「読む・書く・話す」の達人になる」という章があります。

この章はもちろん、全体的にも3つが関連していることが書かれており、他の2冊を読んでおいたほうが、「書く」を理解しやすいかもしれません。

 

さて、前回の「読書」もそうでしたが、斎藤さんの本は非常に分かりやすく、スムーズに読み進めることができます。

そして、ある程度飛ばし読みが出来るように書かれているようです。

本書では、重要な部分が太字で書かれていて、そこだけを拾い読みしても、本の内容は十分カバーできます。

斎藤さんは「速読」の重要性も主張されており、意図的にそういう作りにしてあるのでしょう。

 

さて、肝心の「書く技術」について。

基本的には、ビジネスパーソンを対象とした、ビジネス文書に関する「書く技術」です。

 また、『書く全技術』というタイトルですが、「技術」というよりは、「書く」にあたっての「考え方」や「心構え」という内容でが多かったように思います。

この辺は、先日読んだ『「わかりやすい文章を書く全技術100』とは、同じ「書く技術」の本でも、趣向が異なります。

saaiwa819.hatenablog.com

「技術」と聞いてイメージするものを求めているのであれば、『「わかりやすい」文章を書く全技術100』の方がお薦めです。

この辺は、例文の有り無しの差が大きいのではないでしょうか。

 

では、斎藤さんが紹介する、書くにあたっての「考え方」「心構え」とは何か。

簡単に言えば、「人間力」を高めようということになりそうです。

 「おわりに」に書かれている、以下の箇所がその点をよく表しています。

自分の思考力を常に鍛え続けるイメージで、書き続けましょう。書くことで思考力が鍛えられ、思考することで書く能力が向上する。そういうイメージです。

それを続けていくことによって、文章力が磨かれると同時に、「人間力」もついていくのだと思います。

 そして、「人間力」がついてくれば、「書く能力」も向上する。

そういう好循環を作ることが重要なのでしょう。

 

また、「文章を書くことの基本的な機能は、自分が体験したことや思考したことの意味を明らかにすること」とも書かれています。

これは「いい体験」「いい思考」がないと、「いい文章」も書けないと受け取れます。

まさに「人間力」が問われるところですね。 

 

人間力」をつけて、いい文章を「書く」ためには、たくさん「読む」ことが必須条件です。

最後の章で、斎藤さんが「書く力」を鍛えた本が40冊紹介されています。

『読書の全技術』でも、社会人が読んでおくべき本として、50冊紹介してありました。

中には読んだことがあるものもありますが、「人間力」を高めるためにも、斎藤さんがお薦めする本も読んでみようと思います。