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「私」のための現代思想 高田明典

前回、Kindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)無料体験の感想記事を書きました。 

saaiwa819.hatenablog.com

 今回は、まさに読み放題でなければ、読んでいない本を紹介します。

 

帯のキャッチコピーが、何だか穏やかではありません。

しかし、僕がこの本に興味を持ったのは、この穏やかでないキャッチコピーです。

「正しい自殺」とはどういうことだろう。

僕の様な精神疾患を患っている者は、「自殺」というキーワードに、どうしても目が行ってしまいます。

しかも「正しい自殺」となれば、なおのことです。

 

 最初にはっきりと言っておきますが、本書は決して「正しい自殺」ならやってもいいという内容ではありません。

自殺を正当化するようなものではないので、絶対に勘違いはしないでください。

 

では、どういう内容かというと、  『「私」のための現代思想』というタイトルのとおり、「私」とは何かということを、哲学的に説明しようとする本でした。

そして、「私」を定義したうえで、自殺には「正しい」「正しくない」があるという話の流れになります。

繰り返しますが、「正しい」からやってもいいという話ではありません。

「私」が「自殺」をするとはどういうことか、哲学的にはこういう考えがあるといったところです。

 

とはいえ、なかなか難解な話なので、ほとんど理解はできていません。

でも、さほど苦にならず読み進めることができました。

様々な概念について、図を用いた解説がなされ、漠然としたイメージは頭に残ります。

少しでも分かりやすく書こうとする、著者の気持ちも伝わってきます。

ただし、本当に理解しようと思えば、現代思想の解説本や、本書で引用されている文献に向かっていく必要があるでしょう。

でも、そこまでやるとなると、かなり骨の折れる作業です。

そして、そこまでやっても、理解できる気もしません。

 

こういう本を読んだなあ。

その中でこういう言葉が出てきたなあ。

こういう図が書いてあったなあ。

哲学的に考えるとはこういうことなのかなあ。

そういう1冊になりそうです。

 

心理学の本では、哲学的な話が出てくることもあります。

心理学に興味がある以上、哲学についての知識も必要です。

また、 今後、哲学について書かれた本を読むこともあるでしょう。

その時には、この本を読んだことが、少なからず役に立つように思います。