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読書 ときどき 文房具

「メンタルヘルス」「心理学」「脳」「読み書きスキル向上」「Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)」「読書・仕事等に使える文房具」等々

生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント 西原理恵子

 アマゾンでは、「kindle日替わりセール」として、毎日1冊のkindle本が大幅割引で購入することができます。

僕は、この「kindle日替わりセール」の情報をメールで受け取るようにしています。

そんな「kindle日替わりセール」で購入した本のご紹介です。

ただし、今日の対象本ではありませんので、ご注意ください。

 

「はじめに」に、こんなことが書かれています。

 生きるって、みっともないことだし、みっともなくていい。

 メンタルを病む人間って、これが受け入れられない人が多いのではないでしょうか。

僕もそうでした。

 でも、病気になり、仕事も休み、そして、年齢を重ねているうちに、この言葉を受け入れられるようになってきています。

 

これは、2017年4月15日(土)に書いた『脳と瞑想』の記事にも通じるところがあります。

www.saaiwa819.com

 僕は、この記事の中で「諦める」ということに触れています。

この「諦める」は、「みっともなくていい」につながるでしょう。

本書では、みっともなく生きるための「悪知恵」が60項目紹介されていますが、これは「諦める」ための知恵といってもいいかもしれません。

 

 結局、大事なことってそんなに多くないんですよね。

あとは、それをどうやって自分の中で形にしていくか。

そういった意味で、この「悪知恵」というアプローチは面白く、他の本からは得ることができないものが見つかるかもしれません。 

  

 西原さんが相談者に回答する形で、60の悪知恵が紹介されています。

ひとつの項目が「タイトル(相談概要)」「相談詳細」「回答詳細」「結論」で構成されており、最後の「結論」は西原さん直筆の一文です。

相談内容は、ありがちなものが多く、同じような悩みを抱えている人もいることでしょう。

また、同じような悩みでなくても、応用できる「悪知恵」は見つかると思います。

 

そんな中で、僕が気に入ったのが次の「結論」です。

空気を読めなくても許される人間になれ。

詳細は省きますが、「よく「お前は空気が読めない」と言われるのですが゙······。」という相談に対する回答です。

 

 メンタル病む人間は「空気」を気にしすぎる傾向があります。

「空気が読めない」と直接言われることはなくても、「空気」はとても気になるものです。

そして、気にしすぎて、言いたいことも言えなくなってしまいます。

そうなると、ますます「空気」に支配されていく。

そんな悪循環にはまり込んでいくのです。

 

西原さんは「空気が読めなくても許される場所に行くしかない」と言います。

簡単に言えば、「空気が読めない」以上に目立つ特長を持ちましょうということです。

それができれば苦労しないというところですが、実は「空気を読む」より簡単なことなのかもしれません。

できないことは諦めて、できることに自分のエネルギーをつぎ込む。

要するに、そういうことだと思います。

 

 お悩み相談の体裁をとっているので、メンタルヘルスとしても読める本です。

言いにくいことも、きっぱり言ってくれる西原さんの言葉。

本当は、本人が一番わかっているのではないでしょうか。

西原さんの「悪知恵」に背中を押してもらえるかもしれませんよ。

生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント (文春新書 868)

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