読書 ときどき 文房具

「メンタルヘルス」「心理学」「脳」「読み書きスキル」「Kindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)」「読書・仕事等に使える文房具」等々

スポンサーリンク

考える武器を身につけるために「グロービスMBAキーワード 図解」シリーズを4冊読みました。

まえがき

数年前、僕は中小企業診断士(以下、診断士)の2次試験に合格しました。

しかし、体調を崩したこともあり、3年に以内に実務補習を受講することができず、資格取得にはいたっていません。

中小企業診断士試験についてはこちらをご覧ください。

中小企業診断士資格取得を目指す方に中小企業診断士試験のご案内です

 

今回紹介する「グロービスMBAキーワード 図解」シリーズは、経営大学院(ビジネススクール)で教えられている「知識」を、「基本フレームワーク」「基礎知識」「基本ビジネス分析ツール」「基本ビジネス思考法」という切り口で、それぞれを50個または45個集めて、わかりやすく解説しようというものです。

なぜ、最初に診断士のことを書いたかというと、資格試験で勉強した知識が、このシリーズを読むうえで有用だったからです。

簡単に解説してあるとはいえ、また、簡単に解説してあるからこそ、前提知識が何もない状態で読んでいたなら、読むのにもっと時間がかかっていたと思います。

 

ビジネスパーソンであっても、意識的に学ばなければ、こういう「知識」を得ることはなかなかできません。

前提知識がないと時間がかかると書きましたが、このシリーズがその「知識」を得る第一歩となり得るのは間違いありません。

この本を読むために診断士試験をの勉強をするというのは本末転倒ですからね。

まずは全体に目をとおして、これは使えそうだというものをブックマークしておくといいでしょう。 

 

どの「知識」が自分の武器になるかは、置かれている立場や、仕事の内容によって違うものです。

このシリーズをひととおり読めば、それなりの数の「知識」を得ることができます。

使えそうなものを、より深く学び、実際に使ってみる。

それを繰り返すことで、自分にあった「知識」を見つけることができるでしょう。

まずは、「浅く広く」学び、これはいうものを「深く深く深く・・・」といったところです。

 

紹介されている「知識」は、組織に属していない人にも、そして、仕事以外の場面でも使えるものです。

むしろ、組織に属していないからこそ、ひとりで考なければいけないことが多いのではないでしょうか。

そういう時に、考える武器を持っていると便利です。

仕事に限らず、人生全般をイメージして、読み進めることをおすすめします。

 

本の構成について

4冊の構成は同じです。

50または45の「知識」を、5章から8章に分けて解説がなされています。

この章分けは、関連性が高いものを近くに配するという方針でなされているようです。

ひとつの「知識」が、基本的に見開き4ページで解説されています(『基本ビジネス思考法』では、見開き6ページの項目あり)。

文字で書くと伝わらないと思いますが、非常に見やすいレイアウトです。

1ページ目

 「タイトル」「簡単な定義」「分野」「5項目のレーティング(習得必須度、有効性、応用性、理解容易度、実践容易度・回避容易度)」

1ページ目~3ページ目(~5ページ目)

 「基礎を学ぶ(用いる場面)(考え方)」「図表1」

3ページ目(5ページ目)

 「事例で確認」

4ページ目(6ページ目)

 「図表2」(「図表3」)「コツ・留意点」

 

1冊ずつの特徴

では、以降は1冊ずつ紹介していきます。

発売順に並べていますが、どれから読んでも問題はないと思います。

興味のある本から読んで、他の本へ広げていければいいでしょう。

 

基本フレームワーク50

1章 クリティカル・シンキング編

2章 経営戦略・マーケティング編

3章 組織マネジメント・リーダーシップ編

4章 会計・ファイナンス編

5章 その他上級編

 「フレームワーク」とは「枠組み」のことです。

何かを考える時、それが無意識であれ、何らかの「枠組み」に基づいているのではないでしょうか。

でも、その「枠組み」が通用しない問題が出てくると、行き詰ってしまいます。

そこで、「枠組み」のレパートリーを増やしておきましょうというわけです。

ただし、この「枠組み」は道具にすぎません。

必要な場面で、適切な道具を使えるようにするには、普段から道具の使い道を考え、道具箱を整理しておく必要があります。

量から質への転換を上手く図っていきたいですね。

 

ビジネスの基礎知識50

1章 経営戦略編

2章 統計・エコノミクス編

3章 組織マネジメント編

4章 マーケティング編

5章 人の行動原理編(影響力の武器)

6章 人間心理編

7章 その他上級編

 このシリーズの中でも、この本はちょっと毛色が違います。

「基礎知識」という漠然とした言葉が使ってありますが、ビジネスシーンで見られる「法則」や「メカニズム」とでもいうべき、知っておくと役に立つ原理を中心に解説されています。

心理学関連の内容も多く、一番楽しく読めたのがこの本でした。

特に「5章 人の行動原理編(影響力の武器)」は、完全に『影響力の武器』という本の紹介です。

まさに、次のステップへ進むため第一歩といえるでしょう。

4冊のなかでビジネスシーン以外での汎用性が一番高いのがこの本だと思います。

 

 基本ビジネス分析ツール50

1章 クリティカル・シンキング編

2章 定量分析編

3章 経営戦略編

4章 マーケティング編

5章 オペレーション編

6章 会計・ファイナンス編

7章 組織マネジメント・リーダーシップ編

8章 ゲーム理論・ネゴシエーション編

補遺 分析のためのフレームワーク12選

 「分析」といわれると、なんだか難しいと感じてしまいます。

実際に、4冊のなかで一番難しいのがこの本でした。

特に「2章 定量分析編」と「6章 会計・ファイナンス編」は、専門の知識が無いと理解できないと思います。

ここは、この本だけで終わらずに、より詳しく勉強する必要があるでしょう。

また、なんでもかんでも分析したがる「分析麻痺」は避けたいとの記述があります。

そもそも何のために分析を行うのかという分析の原点に何度も立ち返ることが必要とのことです。

 

 基本ビジネス思考法45

1章 クリティカル・シンキング基礎編

2章 問題発見編

3章 問題解決編

4章 クリエーション編

5章 ビジネス実践編

6章 哲学・歴史編

7章 自己啓発編

「思考法」というと、過去3冊の内容も「思考法」というカテゴリーに入るでしょう。

そういった意味では、全てを総括するのがこの本と言えそうです。

 実際に、2章には「フレームワーク思考」という項目があり、1冊目の『基本フレームワーク50』を包括したものです。

過去のホントの大きな違いは、6章、7章のような人間力を高めたり、キャリアデザインと関連するような項目についても取り上げている点とのことです。

そこも含めて、少し大きな視点で考えるための「思考法」の本なのではないでしょうか。

 

まとめ

「はじめに」で、診断士試験について書きました。

試験に合格するためには、当然、診断士試験用のテキスト・問題集で勉強する必要がありますが、このシリーズは診断士試験の副読本として最適だと思います。

事例の紹介もあるので、各項目のイメージをつかみやすくなるでしょう。

診断士を目指している方には、是非手に取ってほしいシリーズです。

 

考える力をつけるために、そのための武器を身につける必要があるのは、資格試験に限ったことではありません。

今回紹介した「クロービスMBAキーワード 図解」シリーズは、自分の武器を見つけるための「武器カタログ」です。

まずは、自分に合った武器を見つけましょう。

武器は持っているだけではなく、使わないと錆びついてしまいます。

見つけた武器を使って、自分の仕事、ひいては人生について考えてみましょう。

武器を持たずに考えた時とは、違った未来が見えるかもしれません。

 

スポンサーリンク

 

 

【関連記事】

www.saaiwa819.com

 

www.saaiwa819.com 

www.saaiwa819.com