僕は「進撃の巨人」を雑誌ではなく単行本で読んでいます。
8月9日に最新刊の23巻が発売されました。
それと同時に発売されたのが今回紹介する「キャラクター名鑑」です。
何年か前のクリスマスに、息子(当時中学生)の希望により、その時点で発売されていた単行本をまとめてプレゼントしたのが始まりです。
話題作でもあり、自分でも手に取ってみたところ、その独特の世界観に引き込まれてしまいました。
そして、その後の単行本も、僕が買うはめになったわけです。
とはいえ、正直そこまで真剣に読んでいたわけではありません。
話の流れにざっと目をとおしていた程度です。
なので、新しい巻を読む時は、前の巻を読み直し、話をつなげているといった状況でした。
しかし、ストーリーが進み、いろんな謎が明らかになるにつれ 、その複雑さについていけなくなってきます。
せっかく読んでいるのに、それではなんだかもったいない。
そこで、今回発売された「キャラクター名鑑」が、全体像を見渡す「材料」にになるのではないかと思い、買ってみることにしました。
結果的に、買って良かったと思います。
なぜ良かったかというと、1巻から読み直すきっかけになったからです。
「キャラクター名鑑」は、あくまでも「点」の集まりにすぎません。
まさに全体像を見渡す「材料」だったわけです。
これを読むだけでは、「点」と「点」のつながりが「点線」程度にしか見えてこない。
その「点線」を「実線」に、そして「面」に広げていくためには、ストーリーが必要です。
そうなると、最初から読み直すしかありません。
結局、話についていくには、そうするしかないのはわかっていました。
でも、23巻もあるものを、なかなか読み直そうとはなりません。
「点」をたくさん見ることで、それを「面」にしたい欲求が大きくなり、読み直すことになったわけです。
おかげで、「進撃の巨人」の世界を見渡す地図を、頭の中に構築することができました。
壁が重要な作品だけに、「平面図」というより「立体図」といったところでしょうか。
「進撃の巨人」のコアなファンにとっては、周知の内容を集めたものかもしれません。
でも、僕のようにざっと読んでいる人間にとっては、もう一歩踏み込むきっかけになると思います。
僕の場合は、踏み込まずにはいられなくなったわけですが。
そいういうわけで、僕と同じような人には、是非読んでほしい「キャラクター名鑑」です。
雑誌で読んでいて単行本を持っていない人は、読み直すためにネットカフェに行きたくなるかもしれませんのでご留意ください。
これを機に単行本を買うことになるかもしれませんね。
ちなみに、僕はReader Storeで買ったので、そちらのリンクも貼っておきます。
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