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ストレスのはなし メカニズムと対処法 福間詳

この本で一番気になった箇所を引用します。

確かにストレス障害に起因するうつ状態と、うつ病によるうつ状態は非常に似通った症状を呈します。しかし私は、両者は切り離して考える必要があると思います。なぜなら症状の発現の仕方、病状の経過、予後、さらにはその治療のあり方にも違いがあるからです。

 

この違いについて、ストレス障害のAさんと、うつ病のBさんの仮想のケースを取り上げて説明がなされます。

著者は、Aさんのケースに「うつ病」という診断名がつくことが大半だと思っているそうです。

さらに、Bさんのケースの説明の中で、次のようなことも書かれています。

うつ病では、自分なりの原因を分析するのですが、もともと原因となるような事象はないので、さらに混乱することになります。

 「うつ病」に「もともと原因となる事象はない」ということは、「事象がある」場合はストレス障害ということになるでしょう。

 

この本のメインテーマは、ストレスの「メカニズムと対処法」です。

特に重要なのは「対処法」であり、備えとしての「盾」、打ち勝つための「矛」として、様々な方法が紹介されています。

よって、「ストレス障害」と「うつ病」の違いを大きく取り上げているわけではありません。

 

しかし、現に「うつ病」「双極性障害」と診断されている僕には、この点が重要な気がしてなりません。

「うつ病」と診断されている人でも、この本でいうところの「ストレス障害」を疑う必要がある。

もしそうであれば、今の治療法が合っていないことも考えられます。

なかなか治療が上手くいかない、なかなか症状が改善しないとい人は、この本に書かれていることを前提にすると、何かが変わるかもしれません。

ちなみに、僕はやっぱり「うつ病」「双極性障害」ということでよさそうです。

 

この本に書かれていることを、どう受け止めるかは人それぞれだと思います。

でも、こういう考えがあるということを知っておいて損はありません。

病気にならないようにという本ですが、病気になった人、その周囲の人にもおすすめできる一冊です。

 

メインテーマである「対処法」についても紹介しておきます。

ストレスに対処する「盾と矛」として、次のようなことが書かれています。

 

備えである「盾」

  • 体力
  • 食事
  • サポート
  • 日本語能力
  • 笑い

打ち勝つための「矛」

  • モチベーション
  • メリハリ
  • テンション
  • 脳を鍛えるための疲労
  • 遊び

 

「盾と矛」という発想はわかりやすいと思います。

普段から「盾」で守りを固め、ストレスの攻撃を受けた時は「矛」で攻めていく。

「守り」と「攻め」の境界線がはっきりとしているわけではありませんが、行動の指針として役に立つ考え方ではないでしょうか。

 

ストレスの対処法については、いろんな意見があり、誰にでも上手くいく方法はありません。

いろいろ試して、上手くいくものは継続し、上手くいかないものはやめる。

そうやって、病気にならない生活を手に入れてほしいと思います。

 

僕は病気になって、通院をしている立場です。

そうなってしまうと、上手くいかないことが多くなります。

だから、病気になる前の対処法はもの凄く大切です。

こういう本をブログで紹介することが、誰かの病気を防ぐ一助になれば幸いです。

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